鼻茸とは?
鼻茸とは、鼻や副鼻腔などで炎症が起こり、粘膜が垂れ下がることでできます。大きさは様々で、1つだけでなく複数発生するケースもあります。
また両方の鼻にできることもあり、鼻づまりやにおいが感じにくくなるなどの症状が起こります。
鼻茸の原因
上顎洞(頬の下の骨の空洞)や篩骨洞(目と鼻の間の空洞)などの粘膜で炎症が起こり、白く膨らんで垂れ下がって鼻茸となります。キノコ状の形となることから、このような名称がついています。慢性鼻炎や副鼻腔炎の方によくみられます。
鼻茸の主な症状
- 鼻づまり
- 嗅覚障害
- 頭痛
- 口呼吸
- いびき
- 耳閉感
このような症状がございましたら、お気軽に豊中市のしきな鼻クリニック千里へご連絡ください。
鼻茸の検査と診断
問診にて症状を確認し、他の疾患と鑑別したうえで、内視鏡などで鼻茸の有無や状態などを確認して診断いたします。また必要に応じて、CT検査で副鼻腔炎がないか確認する場合もあります。
鼻茸の手術治療~再発を防ぐために~
当クリニックでは手術後の再発を防止するために、これまでの豊富な経験を活かして精度の高い手術治療を行わせていただきます。
粘膜下下鼻甲介骨切除術 | |
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手術の目的と効果 | 下鼻甲介の中にある下鼻甲介骨を切除し、減量させて鼻の通りを良くします。 |
手術の内容 | 両側の下鼻甲介の中にある骨を取り除いて、下鼻甲介骨を小さくします。 |
合併症 | 一時的な鼻づまりや出血、かさぶたの付着、鼻内の乾燥など。 |
鼻茸を伴う副鼻腔炎(好酸球性副鼻腔炎)に対する手術
鼻茸をともなう副鼻腔炎(好酸球性副鼻腔炎)に対する手術では特に再発防止が重要で、当クリニックでは鼻茸を減量させて鼻づまりや嗅覚障害などの症状を改善させるだけでなく、副鼻腔の壁の一部を切除して開放し、膿が溜まりにくくし炎症を防ぐことで再発防止に努めています。