後鼻漏

鼻水が喉の方へと流れ落ちる後鼻漏(こうびろう)

鼻水が喉の方へと流れ落ちる後鼻漏(こうびろう)後鼻漏とは過剰に分泌された鼻水が喉まで流れ落ちてくる状態を言います。鼻水が喉へ流れ込む際の不快感だけでなく、喉の粘膜を傷つける恐れもあるため注意が必要です。また加齢により嚥下機能が低下していると、後鼻漏によって生じた痰が咽頭に残り、強い咽頭痛や咽頭違和感が起こることもあります。さらに気管へ流れると気管支炎や肺炎などの原因となる場合もあります。

後鼻漏の症状

後鼻漏の症状

  • 鼻水が喉へ流れ込んで来る
  • よく咳込む
  • 痰がからむ
  • 喉の引っかかり
  • 喉の違和感
  • 喉の不快感が強く、食事・睡眠に支障を来す

このような症状がございましたら、お気軽に豊中市のしきな鼻クリニック千里へご相談ください。

後鼻漏を吐き出そうとして咳が出る

後鼻漏を出そうとして咳が出る場合、これは喉に付いた鼻水を外部へ排出しようとするために起こっているため、無理に抑え込まずに自然に任せるようにしましょう。
喉に鼻水がずっと残っていると、不快感が強く、食事や睡眠などの普段の生活に支障を来す恐れがありますので、咳ではなくその根本原因である後鼻漏、そして後鼻漏を引き起こしている病気を治療することが大事です。 後鼻漏はアレルギー性鼻炎、副鼻腔炎(蓄膿症)などの病気が原因で起こることがあります。
豊中市のしきな鼻クリニック千里では診査・診断した上で適切な治療を行います。

後鼻漏の治し方(原因と治療法)

後鼻漏の原因となる病気として次のようなものがあり、それぞれの治療法は次の通りです。

アレルギー性鼻炎の場合

花粉やハウスダストなどの原因物質(アレルゲン)が鼻に入ることでアレルギー反応が起こり、鼻水が増えて後鼻漏が起こります。鼻吸引で鼻水を吸い出し、抗ヒスタミン剤(抗アレルギー剤)の内服やステロイド点鼻薬などを使って鼻水を抑えます。重症のアレルギー性鼻炎の方に対しては手術療法を検討します。

アレルギー性鼻炎について
詳しくはこちら

副鼻腔炎の場合

副鼻腔(頬、顔、目のまわりの骨の部分にある空洞)で炎症が起こり、膿が溜まって鼻水が出るようになります。鼻水を吸引した後、ネブライザーや抗生物質などで治療し鼻水の発生を防ぎます。軽症の場合、これらの治療で改善できるケースもありますが、改善がみられない場合には手術療法を行うこともあります。

副鼻腔炎について
詳しくはこちら

後鼻漏Q&A

後鼻漏の原因を診断するためにどんな検査をしますか?

鼻の内視鏡検査のほか、細菌検査、アレルギー検査などで鼻水の状態、また後鼻漏の原因となっている病気を確認します。原因である病気が明らかになった後は、それに対して適切な治療を行って症状改善をはかります。

後鼻漏がなかなか治らないのですが…

難治性の後鼻漏の場合、加齢、ストレス、慢性鼻炎などが原因で起こっている場合が多いです。いずれの場合も対症療法が中心となってしまいますが、治療によりつらい症状を改善することは可能ですので、お困りの方はお気軽に当クリニックへご相談ください。

後鼻漏に鼻うがいは効果があるのでしょうか?

後鼻漏の原因となる慢性鼻炎に対して、鼻うがいは効果が期待できるとも言われています。鼻うがいのための用品も色々と市販されているので、それらを活用するのも良いでしょう。ただし、あくまでクリニックを受診して適切な診断を受けることが前提ですので、まずは一度当クリニックへご相談ください。その際、正しい鼻うがいの方法もお伝えさせていただきます。